FILE NO.507 : 16/July/2000ドラマの最高峰


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ドラマについて書かれているテキストを見つけたので、便乗してハリウッドドラマと日本のドラマについて少し。

根本的に現実味が全く、というと言い過ぎだが、ほとんど無いのが日本のドラマ。特に最近制作費が切り詰められているせいか、陳腐で安上がりなものが多過ぎる。

一方、とことん金を費やして徹底的にリアリティを追求しているのが、ハリウッド産のドラマ。例えば、ER、CHICAGO HOPEで使われている医療機器は全て本物。余りにも完全な設備が整っているため、そのセットでオペを実際に行うことも可能であり、事実医療関係者からは羨望の声が上がっているらしい。その他、挙げればキリがないくらい現実重視のドラマが溢れている。(お奨め作品はFRIENDS, Ally McBeal, Brooklyn South, The Practice, The Pretender, Spin City, The X-FILES etc)

さて、ここで取り上げられているのが、「フードファイト」、「オーバータイム」、「ビューティフルライフ」という駄作ばかりなので、一概に日本のドラマがハリウッドより劣っている、ということは言い切れない。ハリウッドには、水着の女性がただ浜辺を走るだけ(Baywatch)、というろくでもないドラマもあるし、永久に愛と憎しみの物語を繰り返しているドラマ(Melrose Place)もある。チャンネル数が星の数ほどもあり、ピンからキリまでの範囲が宇宙のように広いため、駄作が単に目につかないだけ、という事実も考慮すべきだろう。(最近のお奨め作品は「ケイゾク」「踊る大捜査線」:両者とも質は高くないもののキャラクターが確立されている点が○。)

しかし、ゴールデンタイムだけを比べてみれば結論は明らか。もし上記3本のようなドラマがアメリカで放送されれば、1,2回で打ち切り、という事態は絶対に避けられない。レートが全て、というTV界の厳しい姿勢が良質のドラマを量産している側面も否定できないのだ。日本でも過去にはスポンサーが降りてしまい打ち切りに追い込まれたドラマもあることはあったが、アメリカに比べれば数えられるくらいしかない。とりあえず最終回まで放送されるから適当に引き延ばせばいいや、という制作者サイドの甘えた意識を改め、もっと厳しい評価を受けながら制作されていかない限り、日本のドラマの質をハリウッドレベルまで引き上げることは難しいだろう。

ぼくが以前生活していたOZもNZもほぼハリウッドドラマに支配されている。もちろん両国ともに国産のドラマを放映してはいるものの、ゴールデンタイムはほとんどハリウッドドラマ一色に染まってしまう。また英国の統治下にある両国では、ブリティッシュドラマも一応放送されているが、数は知れているので対抗馬になり得ない。話は変わるが、海外で生活していると、ないものねだり性のためか、日本のドラマが異常に恋しくなってくるから不思議だ。だから日本からビデオテープが届くのが一つの楽しみだった。

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