DATE: 08/07/00 Mon. FILE NO.527 : オークランド回想録1


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今日からメインサイトの充実を図るため、オークランド回想録を綴っていきます。

第一回目は、STARBUCKS編

Savior1980 / Foter / CC BY-NC-SA
米大資本のSTARBUCKSがオークランドシティの中心部に乗り込んできたのは、2000年のアメリカズカップを控えた1998年後半のことだった*1

この中心部に出来たSTARBUCKSは、場所的には日本の渋谷店と同じような条件だったので、結構流行っていた。(もちろん人口は比べものにならない。)

♪新しいモノが大好きな私達は〜♪(TIME LIMIT)と宇多田が歌っているように、日本人として新しいモノはすぐチェックするべし、と僕も一応オープン当日店に乗り込んでみた。とりあえずカプチーノを注文すると、ここNZではめったに見かけないスタンプカードを渡される。やはりアメリカ的だな、と思いながらそのカードを確認すると、6種類のドリンク全てを試すと何かもらえるらしい。そこで数日かけて5種類制覇し、意気揚揚と最後の砦を崩しにかかる。

何かを期待しながらカードを差し出すと、店員のおばちゃんが「名前と住所書いてね」と言うので素直に記入。「ハイ」と渡すと「ありがと」とそのままカードをレジにしまってしまうおばちゃん。えっ、何も無し、とキツネにつままれたような思いで商品を受け取りその日は店を後にする。翌日。懲りずにまた出掛け、いつものように注文しようとレジ前で待っていると、前にいたおっさんがカードを差し出し、店員からプラスティックカップをもらっているではないか。おいおい、それは一体何なんだ?と別の店員に尋ねると、「6種類のドリンク全てを試すと、プラスティックカップと無料ドリンクをプレゼントしてるんだ。」と説明される。そこで、「昨日わしも6種類制覇しカードを渡したんだけど」、と事情を若干Agressiveに説明。ところが、なかなかそれを把握してくれなかったので、「じゃぁ、そのレジの中に僕の名前の書いてあるカードがあるかどうか調べてくれよ」と今度はかなりAgressiveに主張。すると、諦めたのか、根負けしたのかどうかは知らないが、ようやく僕の主張を全面的に受け入れてくれた。そしてプラスティックのカップを取り、その中にIced Teaを入れて渡してくれた。この日は、オーストラリア渡航前には想像すら出来なかった、英語で意志伝達を図ることができた自分に大満足。もちろんまだまだ小さな一歩に過ぎない、ということは言うまでもない。また、今度はもっとAssertiveな態度で頑張ろう、と感じた一日でもあった。

英語表現はなかなか難しい。

話は変わるが、基本的にSTARBUCKSを利用するのは夜が多かった。何故かと言うと、最高のカプチーノが飲めるカフェが開いている時間に、わざわざ平均的なモノを飲む理由はないのだ。しかし、10時くらいまで開いているSTARBUCKSは、最高のカフェが閉まってしまう夜遅くにはとても便利なモノで、かなり重宝していたのも事実である。日本のSTARBUCKSはかなりいただけないので、余り行かない。しかしそれはまた別のはなし。

*1:STARBUCKSオークランド第1号店はParnelにオープン。