「三越vs伊勢丹」


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ネットをしながらガイアの夜明けを流し見してた。

三越と言えば、デパート業界では負け組として有名だが、それを勝ち組である伊勢丹と比較するのは余りにも惨めだ。「三越VS伊勢丹」という対立構造は、両者の現状をしれば、成立しないことがわかる。横綱伊勢丹と小学生相撲のチャンピオン三越、と例えると分かり易いかもしれない。

そんな負け組の三越が新宿から撤退することになった。間抜けな三越の社員は、新宿の顧客を日本橋に引き寄せたい、などということを訳のわからないことを言っていた。伊勢丹に顧客を奪われるのがしのびないというのだ。感情論としてならそれは成立するが、ビジネスにおいて余りにも愚かな発言に僕は驚きを禁じえなかった。

三越は、歴史と伝統ある日本橋店を閉鎖することができなかった。そこに負け組となった原因がある。新宿は、日本一の降車率(?)を誇る巨大なマーケットでもある。そこから撤退して、日本橋という過去の遺物に三越の社運を賭けた今回の決断は、余りにも愚かである。

三越は、そのうちSOGOのように消えてなくなるだろう。