Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼


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ぶっ飛ばされた。

最初はちょっと展開が強引過ぎてうーんと思っていたんだけど物語が進むにつれぐいぐいと引きずり込まれていった。


ケヴィン・コスナーデミ・ムーア?二十世紀最後の役者だろ。もう用済みだよ、なんて見下していた自分を恥じた。いやケヴィン・コスナーは好きな俳優だから良いのだけどデミ・ムーアはもう終わった役者と見なしていたので・・・。最初は違和感ありまくりだったデミ・ムーアもだんだん役に重なっていくんですよ。そして最後には一人の捜査官として尊敬すら覚えるようになった。


http://www.theressomethingaboutmrbrooks.com/main.htm


映画が始まってしばらくしてから、たぶん娘が出てきた辺り、シリアルキラーである父親のDNAを受け継いだ娘も殺人依存症に陥っていくなんて展開だったら面白いだろうなあと思ったらまさしくその通りに物語が進んでいきかなりびっくりしてしまった。


娘が殺人を犯してそれを父親が発見し共同で証拠隠滅を図る。そして娘は父親の隠された真実を知る。生まれながらの殺人者としての血をどうすることもできない娘とその事実に苦悩する父親なんていうドラマを思い描いていたら本当にそれに近い展開になった。予見したのかもしれない。


ぶっ飛ばされたシーン。


父親が娘にハサミで刺し殺される。突然の惨劇に劇場内にいた誰もが言葉を失った。ハサミが深々と突き刺さった首からは大量の血が噴き出しゆっくりと息絶えていく父親を軽い興奮を覚えながらも冷静な目で見守る娘。ついに絶命した父親から恐る恐るメガネを取り自らそれをかける。まるで自分が後継者であると主張するかのような一連の動作は緩慢だが冷たく美しかった。その瞬間、彼女がほんの少し笑ったように見えた。僕の錯覚だったのかもしれない。今となっては思い出せない。このシーンの凄まじさに圧倒された僕はもはや冷静さを欠いていたのだ。


これ以上上手く説明できない。観るしかないのだ。またこのシーンで流れているBGMが素晴らしくマッチしていたことを付け加えておく。


このシーンだけで僕は☆☆☆☆☆をつけたと言っても過言ではない。

 

 

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