芸人不遇の時代


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「ウチムラセブン」という番組で久々にウッチャンナンチャンの内村のコントを見た。7組の芸人と内村のコラボレーションを軸にコントを作っていくのだけど、内村が初めて組むコンビばかりでなかなか新鮮であった。特にフットボールアワーとのコントは秀逸。

それで思ったのだけど今の芸人というのはとても不遇な時代を過ごしているなあということ。たとえ売れてもタレント扱いされ、きっちりとしたネタや作り上げられたコントを見せる場を与えられない。これは、おそらくダウンタウンの「ものごっつええ感じ」が当時コント番組史上最低の視聴率をたたき出して以来、テレビ局が消極的になっていることも一因のような気がする。

深夜番組であった「はねるのトびら」は純粋なコント番組として大成功をおさめたもののゴールデンに進出した同番組は深夜とは全く異なる内容となっていることは悲劇でしかない。そして今、最も期待度の高いコント番組が「コンバット」である。しかしスタート当初のインパクトを思うと、現在はマンネリ化しつまらなくなっている。

芸人が芸人として活躍できる場が今のテレビ界にはほとんど存在しない。だからこそ、コンビニ芸人がもてはやされトップに登りつめては一気に落ちていくのである。

話を戻そう。「ウチムラセブン」では芸人たちがとても活き活きしていた。テレビから姿を消しつつある内村のコント職人としての潜在能力の高さを思い知った。

そういえば志村けんはいまでもコントに集中できる場を与えられてる希有な存在だった。