赤い文化住宅の初子


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残酷だ。こんなにも残酷なドラマを21世紀になって観られるとは思ってもみなかったのでかなり新鮮な気持ちを抱いた。昭和の雰囲気を漂わせながらも描かれているのは平成の社会であるのも面白い。やはりこういうものは巡るのだ。きっと昭和という時代に作られた映画の中には、本作と同じような作品を多数見つけられると思う。こうして文化も社会も全て一巡りするとまた同じことを繰り返していくのだろう。結局人は進歩しているようでいて実は進歩していないのかもしれない。


この作品の素晴らしい点は、残酷な悲劇の中にもちょっとした笑いが散りばめられているところだろう。また主演の東亜優の演技が上手いので、そのような笑いがとても活かされているように感じた。蒼井優宮崎あおい堀北真希という若手俳優たちと比べても、東亜優の存在感はひけをとらない。これからがとても楽しみな俳優である。


久々に”邦画”を観させてもらいとても満足している。映画好きなら見逃してはいけない一本である。


赤い文化住宅の初子 [DVD]

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