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『大日本人』


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大日本人 初回限定盤 [DVD]

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評価:☆☆☆1/2

日本にいなかったのでリアルタイムでは観れなかったけれど、ネットで酷評されていたのは知っていた。カンヌに招待された云々は、吉本興業の全面的なバックアップのおかげとしか思わなかったし、松本人志を理解しているのは日本人なんだから先ず最初に日本人に見せろよと憤ったことを覚えている。案の定カンヌでは散々な結果に終わったけれど、逆にどんな映画なんだろうかと期待しながらも時期を逃し、いまさら鑑賞。

さて映画の話だ。

世間一般で酷評されているほど悪い映画じゃない。ただ映画という場所を借りて作った松本人志の新作コントとしか観客に思わせられなかった点が酷評の理由だろうと思う。まあそれだけ過度に期待されていたということだ。

松本とUAのやり取りなんて、ごっつええ感じのコント以外何物でもないのだけれど、やっぱりおかしくてついつい笑ってしまった。

誰もが否定する最後のウルトラマンコントは、三池崇史の「DEAD OR ALIVE 犯罪者」と同じ。最後の最後でそれまで描いてきた全てをぶっ壊し映画を投げ捨ててしまった。三池のようにもうどうでもいいやと投げてしまったのではなく、松本は確信犯的に投げ捨てている。ウルトラマンコント自体は笑えたけれど、映画のラストとしては不満しか覚えなかった。エンディングロールのミニコントでキレる宮川大輔にも笑えたが、結局、松本人志宮川大輔のような若手を使ってコントを作る方が面白い、という評価をされてしまった時点で、映画としては失敗だと思う。

カンヌ以降たけしが何度も話しているが、これからも松本人志には映画を撮り続けてもらいたい。そういう期待を込めて今回の作品には1/2の評価をプラスしている。少なくとも、恋空や三丁目なんて邦画のガンとしか思えない作品よりは、見る価値がある。

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