完璧なキチガイ


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死亡の被害者は首をひと突き 明確な殺意「たまたま見かけたので刺した」、土浦市の8人殺傷事件

茨城で8人を殺傷して逮捕されたのは完璧なキチガイかと思ったらそうではないらしい。計画的な犯行であること、人殺しを目的として犯行に及んだことなどから察するに、当時の彼はかなり冷静に人を切りつけていった可能性がある。一方で「怖くなったから。」と警察に自ら連絡し逮捕されたりもしている。もしかすると精神分裂病*1だった可能性が高い。

「おれが神だ」という文面のメールを自分自身の携帯に送ったりしたのは異常であるというレッテルを貼られれば罪に問われないという可能性を考慮してのことかもしれない。計算的な彼の行動をかんがえると詐病の可能性も否定できない。

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しかし、あんなまじめなでおとなしい子がという常套句はいい加減にしてもらいたい。まじめでおとなしい人間だからこそあのような犯行に及んだのだ。どうしてそれがいまだにわからないのだろう。まじめな人間ほどストレスに弱く鬱病などにかかりやすいという事実をもっともっと一般に知らしめるべきだ。

ところで各地で頻発している通り魔的犯行の多くは、彼らの親の責任である。あきらかなキチガイたちを野に放った責任は重い。一緒に暮らしていたのに何も気づかなかったなどと言うのは責任逃れもはなはだしい。もし両親が彼らの病に気づき少しでも早く治療を行っていたら今回の惨事を防ぐことができた可能性が高い。精神病に対する認識の低さが彼らのような人間を作り上げたと言っても過言ではない。精神的に病んでいる子供がいたらすぐにでも病院へ連れて行き、診察を受けさせることが大事である。そして家族が精神病について理解し、治癒することを願ってサポートしていくことが必要とされている。

蠢く、という言葉がある。やはり春はキチガイが蠢動する季節なのだ。これからキチガイによる犯行は増加していくだろう。しかも人畜無害に見える人間が一番危ないのだからたちが悪い。どのようにしたらキチガイの被害を受けないのかということをもう少し考えつつ緊張感を持って外出しなければならないと思う。

犠牲者、そして犠牲者家族のやりきれなさを思うと、絶望感に打ちのめされる。ただただ冥福を祈ることしかできない。そして、精神病には適切な治療を受ける必要がある、という認識がもっと社会で理解されることを願う。

*1:こちらの方がわかりやすいのであえてこの言葉を使用する。