『さらば雑司ヶ谷』は久々のHard-to-put-down小説であった。(※当社比)
小説ってこんなにも自由なんだ。そして自由で良いんだ、ということを改めて感じさせてくれた作品。とにかくそのスピード感がすごい。本を閉じることなく一気に読み終えてしまった。
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そしてその続編としての『雑司ヶ谷R.I.P.』はまさにエログロナンセンスのオンパレード。407ページという前作の倍以上の分量に、若干のペースダウンを感じたものの、最後まで読み終えるのにそれほど長くはかからなかった。
CG全盛のいま、映像化不可能なんて作品はほとんど皆無だけれど、『さらば雑司ヶ谷』、『雑司ヶ谷R.I.P.』に関しては、映像化不可能、と断言しても良いと思う。いろんな意味で。
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とまれ、ここ何年も続きが読みたくて読みたくてたまらない作品に出会ってこなかったので、『さらば雑司ヶ谷』によってもたらされた文字を目で追う快感はとても心地良かった。
エログロナンセンス、なんぼのもんじゃい!という方にオススメの最高のエンターテイメント作品です。