THE FOLLOWING


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ストーリー
大学教授だった頃、14人の女子大生を残忍な手口で殺した連続殺人犯ジョー・キャロルが、死刑執行を目前に刑務所を脱獄。キャロルを逮捕したFBI捜査官ライアン・ハーディはキャロルの逮捕時、心臓に深刻な傷を負ったことでFBIを去っていたが、FBI長官から直接、現場に復帰するよう依頼が来る。ライアンたちがその行方を追っているうち、キャロルが、ある看守を洗脳し、収監中もネットで外部と接触していた事実が判明。彼は自らのカリスマ性を駆使して、熱心な信奉者たちのネットワークを作り上げていたのだ。はたしてキャロルの計画とは。また、キャロルの信奉者(フォロワー)はどこに潜んでいるのか。ライアンとキャロルの死闘が再び幕を開ける……。(WOWOWオンラインより

ケヴィン・ベーコンのTVドラマシリーズ初主演作品。ジャンルを問わず数々の映画に出演してきたにも関わらず、これまでテレビとは距離を置いてきた。その彼がなぜ、テレビドラマシリーズに出演する気になったのだろう?

ハリウッドには、映画俳優とテレビドラマ俳優の間には明確な格差が存在している。ジョージ・クルーニーのようにテレビドラマで名を売り、映画俳優に転向していった俳優は多いが、逆はほとんどあり得ない。テレビにあれだけ世話になったクルーニーが、いまやテレビドラマとは完全に縁を切っているのは、映画とテレビドラマの間には高い壁、深い溝が存在していることを証明していると言って良いだろう。

しかしその格差を縮めたドラマがある。キーファー・サザーランド主演の『24』だ。映画俳優としての仕事に恵まれなかった彼は第二の人生を始めるにあたり、テレビドラマの主演に賭けた。ご承知の通り、その選択は大成功し、『24』は現在のリアリティドラマの潮流を作った金字塔として歴史に名を残したのだ。

『24』の大成功で、キーファー・サザーランドはドラマシリーズ+映画出演(ドラマ撮影の空き期間)という恵まれた環境を手に入れた。しかし残念ながら映画俳優として復活したとは言い難い状況にある。それはジャック・バウアーのイメージが強烈についてしまったからとも言えるだろう。『24』終了後、『TOUCH』というドラマに主演したものの、第二シーズンまでで打ち切り、現在は再び『24』のプロジェクトに着手していることからもよく分かる。結果的に、キーファー・サザーランド=ジャック・バウワーというイメージの払拭はできなかった。一旦テレビドラマシリーズに主演すると役のイメージが固定されてしまうため、なかなか映画俳優として活躍するのは厳しい面があることは否めない。

さて前置きが長くなってしまったが、ケヴィン・ベーコン主演の『THE FOLLOWING』である。

ケヴィン・ベーコンはどんな役でもこなしてきた個性派俳優であり、役のイメージがほとんど固定されていない希有な役者だ。そのため、すでに第二シーズンの制作も決定しているこのドラマの主役であるFBI捜査官ライアン・ハーディのイメージが染みついてしまう可能性が高い。しかしドラマの主演を決めた以上、イメージの固定化を受け入れる覚悟ができたのだろう。いやむしろ、これまでイメージが固定化されてこなかったケヴィン・ベーコンが自分の名を残すための代表作として『THE FOLLOWING』の主演を決めたのかもしれない。そういう意味でもとても興味深いドラマであることは間違いない。

次にドラマの内容について。

『24』ではあらゆるテクノロジーを駆使した捜査手法を描き、リアリズムの徹底が図られた。しかし『THE FOLLOWOING』には顔認識、音声認識テクノロジー、監視カメラや衛星カメラなどを駆使して犯人を追跡するような描写はまるでない。つまり昔ながらの捜査が画面上では行われていく。さらに驚くべきは警察の無能さだ。監視下にあるはずの家に簡単に犯人が侵入できたり、監視対象をいとも簡単に誘拐されてしまうのだ。もちろんこの無能さがなければ物語は進まないので仕方がないのだが、素人が警察の包囲網を突破できてしまう時点でリアリティは期待できないと言って良い。

第六話まで見たが、今後は最終話までは録りためておいて一気に見ることにした。

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