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28週後… 28 weeks later...

☆☆☆★★ 銀幕

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トレインスポッティング」のコンビ、ダニー・ボイル×ロバート・カーライルが放つバイオ系サバイバル・ホラー ウイルス発生から28日後:英国全土汚染。5週後:最後の感染者死亡。24週後:復興計画開始。 恐るべき新種ウイルス“RAGE(レイジ)”の発生から28週後のロンドン。難を逃れたタミーとアンディの姉弟も帰国し、父親との再会を果たす。軍の監視を逃れて我が家へ行くと、死亡したはずの母が生きていた。彼女がウイルスに感染しながらも発病していないキャリアだと判明、ワクチン開発への期待が膨らむが・・・。

ロバート・カーライルというイギリスの名優が出ているということはよっぽど前作で儲かったということだろうなあ。

不満点をいくつか挙げる。

先ず、子供達が簡単に禁止区域に入っていけてしまうこと。もちろんこれがなければ物語は始まらないが、監督の想像力の欠如を実感する。

ロバート・カーライルが感染の可能性を否定できない救い出された奥さんの元に一人で会いに行きキスをして感染してしまうという強引さ。いくら奥さんとは言え28weeksもゾンビ区域で過ごしてきた人間を全く警戒すらしていない理由が分からない。もちろんこれがなければ物語は始まらないが、感染ありきで物語を展開させている時点で目の肥えた観客はあきれ果ててしまう。

電力が落とされ街が暗闇に包まれること。電力を落としたということはゾンビ達には知能がある訳です。もし知能があるのならもっと道理にかなった行動を取らせるべきでしょう。ただただ全速力で人間を追いかけて襲うって、バカ過ぎ。

要領の悪すぎる大虐殺。

先を読む観客に遅れている監督の未熟さ。英国を管理する軍隊はゾンビ発生を把握しているのだから逃げ惑う人々がゾンビか人間かに関わらず全て射殺するはず。ところが先ずゾンビだけを狙って殺すシーンを描き、観客の予測に遅れて数分後ようやく全員撃ち殺せということになる。でも、使われるのは一度に一発しか撃てないライフルなので余りにも要領の悪すぎる大虐殺が展開される。冒頭、駅のシーンにマシンガンがおいてあるんだけどあれは飾りなんですか、と思う。

次。エリア全体を爆撃し消滅させるべき時が遅い。観客の方はすでにそこまで読んでいるのだけど、そういう展開になるまで5分くらい遅れている。なんで?まだ完全に安全とは言えない場所なんだからもっと厳重な警戒態勢が敷かれているべきでしょ。それなのに爆撃の展開がとにかく遅すぎる。ここでも観客の読みに勝てていない。

展開が強引過ぎ。

厳重で強固な警備の隙を縫って悲劇が起こり始めるのなら映画として優れていると思うのだけど、あまりにも安易で強引な物語の進め方にあきれ果ててしまう。

何で逃げるのに徒歩なの?

生き残った人間が、路上にいくらでもあるはずの車を使わずに徒歩で逃げる理由が分からない。もちろんこの点を訂正したら、追いかけるゾンビ、逃げ惑う人間たち、の画を見せられなくなってしまう訳だから、そういうのは野暮というものなのか?

もっと感染していく経路を考えて欲しかった。想像力の欠如を感じずにはいられない作品です。

でも、たくさんの突っ込みどころを無視して観れば映画自体はそれほど悪くありません。ゾンビ映画を初めて観る人は、すごい、って思えるかもしれませんね。

ということで、カット、カット。

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