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クリスマスをひとりぼっちで過ごす人々が増えているらしいけどほんとだろうか?


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クリスマスをひとりぼっちで過ごす人たちの数が、クリスマスリア充の数を上回ったそうだ。ま、信頼できる調査かと言われるとビミョーなので鵜呑みにはできない。しかし、一つの傾向であることは確かだろう。

それでも、クリスマスはカップルで過ごす、という日本式の風潮が下火になってきているとしたら寂しい話だ。ほら、やっぱりクリスマスはどこのホテルも満室になっていて欲しいじゃない。聖夜は性夜であって欲しいじゃない。少子化担当大臣はクリスマスを利用して少子化対策に役立てたらいいじゃない。

さて、ぼくはオセアニアで三回クリスマスを経験したことがある。

一回目はクラスメートが主催するパーティにお呼ばれし、ボトルショップで赤ワインをきちんと見繕って買って行った。当時、パーティではワインを嗜むもの、と信じていたのだ。まあ留学生たちで集まっていたのでいろいろとんちんかんなパーティだったことも否めない、びみょーな経験だった。

二度目はよく覚えていない。旅の準備をしていて慌ただしくしていたのか旅の途中だったのかすら覚えていない。ただいつの間にか新年を迎えていたことだけは覚えている。元旦から普通に営業している店とかあって、軽いカルチャーショックを受けたからだろう。小さな街のアーケードのウィンドウに飾ってあるチョコレートが今でも脳裏に焼き付いている。

で、三度目だ。

クリスマスから年末、どうしてもオセアニアでは過ごしたくなかった。当時、ぼくはとても疲弊しきっていたので、寂しくて死んじゃううさぎ状態だった。だから日本に帰りたくて仕方がなかった。思い立ったが吉日とばかりに航空会社のオフィスへ行き、なんとか航空券を手配するもクリスマス当日の便という悪夢におそわれた。そこでイブはシティにある高級ホテルへ泊まり寂しさを紛らわせることにした。翌日、なんとか生き延びて帰国便に搭乗し、クリスマスから逃げ切ることができたのだ。

なんてことを、いまオセアニア滞在記をバックアップしていて思い出した。

そんな経験を経て、ぼくはオセアニアのクリスマスが好きじゃない、ということが明確となり、以降その反動なのかどうかはわからないが、日本のクリスマスが好きになった。街は華やぎ、喧騒であふれている。休んでいる店など全くといってない。だから寂しいなんてことを感じる暇がない。

欧米ではクリスマス近くになると自殺者が増えるという。もし彼らが日本へやってきたら、きっと死なずに済むような気がする。だって、日本では時間をいかようにも殺せるもの。そんなことから、家族と過ごさない日本のクリスマスは一部の人たちを救う、とぼくは信じてやまない。

おそらく、世界でもっとも素晴らしく、そして自由なクリスマスが日本にはある。家族で過ごしてもカップルで過ごしても友達と過ごしても、そしてひとりぼっちで過ごしても良い。そんな多様性のある日本のクリスマスこそ理想的と言える。

「世界よ、これが日本のクリスマスだ!」

と、日本人は世界に誇って良いと思う。

いじょ。

 

 

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