結局最後まで、8と9の間に大幅な変更点を見つけることが出来ず。
物語の大半が勝手に進行していく映画的スタイルではRPGとしての醍醐味は全く感じられない。またRPGのメインイベントであるバトルも、かなり運任せで勝敗が決するため、色々なアビリティや召喚獣を駆使して闘う必要がほとんどなく、攻撃と回復呪文の繰り返しだけで十分、斬新さゼロ。(現に自分は積極的にそれらの能力を高めることもなくボスキャラを簡単に倒せた。)
はっきり言って、魔法もアビリティも多種多様過ぎて使いこなすことが出来ないし、またその必要もない。
パーフェクトクリアを目指す暇人向けのアイテム、魔法、アビリティ、その他が多過ぎてかえって食傷気味。つまり余計なものを無駄に詰め込み過ぎているのだ。
単にクリアだけが目当てだったので、ダンジョンなどに落ちている宝物にもほとんど興味が湧かず、またそれらの多くがクリアには全く必要ないアイテムばかりなので簡単に諦めてどんどん進んでしまった。
よくよく考えてみると惰性でクリアしたのでかなり時間の無駄という気がしないでもない。
ただキャラクターは8よりも好き。こういうキャラクターが1作品のみで消えていく、というのは何だかもったい無い。映画のように三部作にでもして登場キャラを使い回す、という戦略もありではないだろうか。新しいキャラ、モンスター創作に力を入れすぎて、制作費を無駄にしているような印象を受ける。やはりドラクエが出る前に一本出しておこうか、という利益優先の印象が否めないFF9。
やっぱりRPGの王道は、ドラゴンクエスト?