001 : 自虐の詩


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新企画「MUST-SEE-88」の記念すべき第一回目の作品は「自虐の詩」でした。

 

自虐の詩 プレミアム・エディション [DVD]

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ハリウッド映画が豪邸なら日本映画は六畳一間の木造アパートだ。 かつてそんな風に思ったことがある。そして現にそういう時代もあった。

 

ところがハリウッド映画のネタ不足が深刻化し、無駄に豪華なくせしてつまらない虚飾映画ばかりが増えた結果、邦画の分相応で中身のある作品に好感を覚えるようになった。

 

自虐の詩」は六畳一間の木造アパートが舞台である。映画もそんなささやかな作品だ。しかし甘くみてはいけない。序盤の圧倒的なちゃぶ台返しのシーンだけでも観る価値がある。

 

また、松本さんとの別れ、再会にはぐっとくるものがあった。

 

阿部寛は日本の映画界ドラマ界でもいまや実力ナンバーワンと言って良い。この映画でも彼の魅力がいかんなく発揮されていた。盟友堤幸彦だから阿部寛の良さを最大限に引き出せたとも言える。

 

飼い慣らされた最近の堤幸彦が駄作を連発しているのでこの作品もかなり心配だったのだが結果は★★★★★の最高得点となった。まあ★一つはおまけだけど、やっぱり堤は自由に撮らせると良い作品を作る。

 

ぼくたちの世界には小さな幸せが満ちている。ただそれに気づかないだけ。そんなメッセージが込められた作品だ。六畳一間、木造モルタルアパートのような映画だけど、なんだか妙に幸せになれる良い作品です。

 

 

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