決勝進出8組中7組が吉本興業という不愉快極まりない状況の中、聞いたこともない事務所所属のサンドウィッチマンが優勝したことは誠に素晴らしい結末であった。
笑い飯(吉本興業 大阪):初登場時のインパクトが薄れてしまい今はどんどん落ち目になりつつあるコンビだと思う。昨日放送の2006年M-1グランプリを見たときもああ笑い飯はもう終わりだなと感じた。
POISON GIRL BAND(吉本興業 東京):昨年よりは良かったけど・・・。
ザブングル(ワタナベエンターテインメント):初めてまともに漫才を見た。「くやしいです。」は使っちゃいけないよな。
千鳥(吉本興業 大阪):千鳥も最初のインパクトが強すぎて今は平凡。
トータルテンボス(吉本興業 東京):上手くなったなあ。ほんとに上手くなった。
キングコング(吉本興業 東京):気合いが空回り。特に西野は酷かった。でもベスト3は当然と言えるほど実力はある。西野がもうちょっと冷静だったらと思うと残念。審査員であるオール巨人の言うように練習はたくさんしたんだろうなあというのが見えた。でも、漫才で僕たちめちゃくちゃ練習してきたんですというのは見たくない。
ハリセンボン(吉本興業 東京):悪くない。でも漫才の技術があまりないように思えた。これはベスト3以外の決勝進出組全てにあてはまること。
ダイアン(吉本興業 大阪):無名だから期待したけど、下手としか思えなかった。
サンドウィッチマン(フラットファイヴ) ←敗者復活戦:最初のネタで決まった。もう勢いで勝ち得た優勝。最後のネタはちょっと尻すぼみ。もうちょっと長くみたいと思った。
島田紳助:何だかんだ言っても漫才師としての眼は確か。
松本人志:松本がいなければM-1は成立しない。
上沼恵美子:イラナイ。
ラサール石井:頭いい人だから審査が冷静。
オール巨人:審査に感情移入し過ぎ。練習の成果が見えるから、とキングコングを評価したのは他の出演者に対してとても失礼な発言。そんなんみんな練習してるわ。
大竹まこと:大竹も冷静。
中田カウス:吉本のドン。良く出演できたよな・・・。
総評:トップ3以外の決勝進出者のレベルが余りにも低過ぎた。一昨年のブラックマヨネーズ、去年のチュートリアルの時は彼ら以外は全て平凡だったことを考えると決勝の全体的なレベルは少し上がったと思うが、もっとレベルの高い大会運営をしてもらいたい。これだけ大きな大会なんだから、決勝では審査員全員を最初から笑わせられるレベルの漫才師たちが出るのは当たり前だろう。松本人志が感じたように予選審査員のいやらしい意図が汲み取られていることが問題なのかもしれない。
去年の眞鍋と比べて小池栄子の司会進行はなかなか良かった。眞鍋が酷すぎたんだけどね。
おまけ:M-1 2006
チュートリアルの圧勝。文句なし。他の漫才師のレベルが余りにも低すぎた恐るべき大会でもある。
POISON GIRL BAND:ぼろぼろ。最下位も当然。
フットボールアワー:売れっ子になって夢よもう一度と思ったのかもしれないけれど、それ故に芸が荒れているのがわかる。決して漫才は下手ではないんだけど優勝した時の漫才を全く超えられなかったのが敗因。
ザ・プラン9:初の五人組での決勝進出ということである意味話題を与えたものの、漫才は二人でするもの、という決まりを全く崩せなかった。つまり5人でやる意味がないので単純に見ていてつまらなかった。ネタも古臭い。なんでこんな奴らが決勝進出なのか全くもって理解不能。
麒麟:M-1決勝連続出場組の中で、笑い飯同様一番最初の出場から全く進化していないコンビ。
トータルテンボス:下手だった。こんなに下手なのってくらい下手。
チュートリアル:完璧。徳井は久々に凄いと思わせる漫才師である。
変ホ長調:技術ゼロ。話題作りで出したわけ?これをあれだけの審査員たちの前に出したことはただの侮辱でしかない。
笑い飯:もう終わり。Wボケを初めて見たときはめちゃくちゃ面白かったのになあ。
ライセンス:平凡な印象。記憶にない。
総評:2006年大会はチュートリアルのネタしか覚えていない。それだけ強烈なインパクトを与えてくれた。
眞鍋かをりの司会進行の下手さと機転の利かなさに呆れ果てた。