おせち料理はなぜ廃れないのか?


スポンサーリンク

2013/01/02/211343

2007-12-22 - 吉祥天主の城
帝都漂流〜泥棒かささぎ編〜「おせち料理」


2007年に書いたログにもあるように、僕はおせち料理があまり好きではない。原因ははっきりしている。子どもの頃のトラウマが尾を引いていること、そして美味しんぼ脳を獲得したことだ。

お正月、僕はおせち料理の代わりに、年末に買っておいた高めのまぐろ(今年は中トロ)を白いご飯にのせ丼にして食べることにしている。これをお正月の恒例料理として末代まで受け継いでいきたいとすら思っている。

さて、ツイッターを眺めていると、まだ2日なのにも関わらず「おせち料理飽きた。」というツイートが普通に流れている。世の中におせち料理が好きな人がどれくらいいるのかわからない。しかし保存技術が発達し、新鮮な刺身を元日でも手に入れられる状況を考えると、わざわざ不味いおせちにこだわる理由がさっぱり見あたらない。

例えば、出来合いのおせち料理を買っておき、家庭では一切料理をしないという家庭も増えている。昨年の「バード・カフェ&グル―ポンすかすかおせち料理事件」は皮肉にもそれを証明したといえる。また、コンビニなどでもおせち料理はクリスマスケーキ同様儲かる予約商材として販売されるようになり、かなり前から市民権を得ている。

こうしたビジネス展開が上手くいったため、おせち料理は廃れないでいるのだろう。もちろん、古き良き日本の慣習として「おせち料理」信仰を守り続けている人々がいることは否定しない。