シドニーはただの都会です。


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世界一周1カ国目:大都会で居心地良いシドニー | URAMAYU

大都会?シドニーに「大」はいらんよ。

このエントリを読んで、消費的(浪費的)旅行者の視点は貧しくて良いなあ、と率直に思いました。

良い面しか見ないし見られない、というのが消費的(浪費的)旅行者の大きな特徴でしょうか?でもそれでいいんです。旅行本来の楽しみ方はそういうことですから。ただ自分はあくまでも消費的(浪費的)旅行者に過ぎない、という立場を強調してもらわないと「シドニーって大都会で居心地良いんだ。」と勘違いする人々が多くなるので止めて欲しいです。あくまでも消費的(浪費的)旅行者として数日滞在してみたら、大都会っぽくて居心地も良かったよ、という評価にとどめておくべきでしょう。

「日本の大人の男には、「金を持ったにすぎない子供」の男が多過ぎる。」と劇作家の小池一夫先生に怒られたばかりですが、いい歳したおじさんおばさん夫妻が世界一周旅行に出ちゃうのですから、「日本の大人の女には、「金を持ったにすぎない子供」の女」だっているぞ、と言って良いかもしれません。(小池先生の定義だと、大の男の暇潰しが漫画ってのもダメじゃね?ツイッターはバカ発見器とは良く言ったもので、いくら有名な漫画家さんでもバカはバカ、というのが可視化されてすごくイイネ!)

世界一周というのはたいてい子供の頃の憧れとして終わるわけで、実行するにしてもせいぜい学生時代〜20代までだと思うのですよ。例えばヨーロッパの人たちの中には若いときに外へ出て、貧しいけど世界を見てやるみたいな気概があって、お金がなくてもバックパッカーとして本当に世界一周とかしちゃう猛者もわんさといるわけです。で、年を取ったら優雅にお金をかけたバカンスへ出るというスタイルが確立されている。ところが日本だとおじさんおばさん小金持ち夫婦が世界一周しちゃうわけです。僕はすごく違和感を覚えるのですが、日本人のほとんどはこれに疑問を抱くどころか、夢を実現できてイイネ!となるのです。そういう意味ですごい。

若いうちに貧乏旅行をたくさん経験しておかないとこのような消費的(浪費的)旅行者になってしまうことを身をもって証明している意味で本当にすごい、と持ち上げておいて一旦終わります。

つづく。