デジタルカメラ


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初めて買ったデジタルカメラは、オリンパスの「C-820L」でした。30万画素では物足りないけど100万画素オーバーだと手がでない、という状況だったので、選択肢は余りなかったように記憶しています。

初めてのデジカメとして「C-820L」は満足できる性能を備えていましたが、デザインや大きさに関しては余り満足していませんでした。そもそもデザインやサイズで選ぶ、なんて不可能な時代だったことも確かです。

「C-820L」は、ニュージーランド滞在中にはとても大活躍し、日常的にかなり重宝していました。しかし、NZ最後の旅行中、撮影した画像に黒い点が写るようになり、撮影に支障をきたすようになってしまいます。もちろん日本から電子機器を輸入しているNZでは、修理することも新たに購入することも不可能だったので、その状態で我慢しつつ、単なる記録用カメラとして使用することになりました。デジカメで試し撮りして一眼で決める、という撮影スタイルが出来あがったのがこの時です。*1

帰国後、他人の手に渡った「C-820L」は、いまだに現役生活を続けています。*2

次に買ったのは、富士フィルムの「FinePix4700Z」でした。「C-820L」が壊れたことが原因ですが、やはり100万画素なんて当たり前かつ200万画素オーバーデジカメまで発売されている日本では、もはや80万画素程度では物足りなくなり、高画素デジカメへの誘惑に抵抗しきれなかったことも大きな買い替え動機です。*3

当時量販店や秋葉原のショップでも、89000円近辺が相場だった「FinePix4700Z」ですが、ある日価格.COMで最安値、69000円というショップを発見しました。そこで早速そのショップに足を運び、秋葉原の郵便局で下ろした現金で購入しました。保証書無記入の商品だったので、多少の不安はありましたが、ここまで安かったら訳ありなのも仕方が無い、と割り切ってしまいました。*4ちなみに、数ヶ月経っても69000円という価格は出ませんでしたし、量販店では半年以上89000円という最高値で販売されていました。*5

さて、新製品を見なければいまだに大満足な名機「FinePix4700Z」もそろそろ第一線から退いてもらうことになりました。来週、新たにデジカメを購入します。詳細はまた後ほど。


*1:メディアが高価だったため、まだまだデジカメで気軽にぱしゃぱしゃ撮る、という情勢ではありませんでした。フィルムカメラ同様、一コマ一コマ大切に撮影していました。

*2:黒い点を気にしなければ、十分使用可能なので。

*3:ニュージーランドではデジカメ自体大変珍しいものでしたので、80万画素でも最新の機器を使用している感があったのですが、日本に持ちかえってみると、すでに過去の遺物でした。時間の流れの恐ろしさは、日本ではそのスピードが当たり前過ぎて、なかなか実感できません。日本を離れて初めて分かること、感じることは多々あります。

*4:一年半を経過しようとしてますが、全く問題無く動いています。この日本製品の品質の良さが、空洞化しつつある製造業の首を絞めているような気がしてなりません。

*5:「FinePix4700Z」を購入したショップは数ヶ月後、跡形もなく消えておりました。