ステマされるほどブログサービスは落ちぶれてしまったのか?


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ブログは「あえてやる」ものではない - 24時間残念営業

読んだ。と言っても、途中とばしたりしてざっとだけど。
ぼくのスタンスも概ね中村橋ブログと変わらないので最近の「次はブログ」とか言ってる人たちがおかしくてたまらない。SNSブームがひと段落して、次は何が来るかと言ったときに予見すべきことは既存のサービスではなく、革新的なサービスのことを語らなければならないはずだ。だからブログを「次に来る」などと持ち上げようとするのは立派なステマと言える。
そもそもブログは本当に落ちぶれたのか?ぼくはそうは思わない。むしろ高校生になってブログデビューする子をツイッター上ではよく見かけるし、「ブログ更新」というツイートも多い。
では何が落ちぶれたのか?HTML日記だ。これは明らかに落ちぶれた。いまや絶滅危惧種に指定されてもおかしくないほどだ。かつてHTML日記を書いていた人々の多くはブログサービスへと移行していった。結果、テキストサイトも瀕死の状態にある。
一方、ブログは決して落ちぶれたとは言えない。確かに一部界隈(特にはてな)ではブログ離れが進んでいるのは事実だが、決してブログそのものが衰退しているわけではない。むしろそれが一般化した結果、そのサービスを提供する企業が増え、人口がばらけたにすぎない。例えば前述したブログデビューする高校生たちのほとんどがはてななどは選択しない。当然ながらはてなの人口は増えず、過疎化していく。結果、ブログは落ちぶれた、とはてなの人々が騒ぎ出すことになる。
ところがだ。そうした高校生たちが利用しているブログサービスをのぞいてみると、落ちぶれたとは思えないほどの活況を呈している。もちろんそれらの多くは、写真のっけて改行たっぷり超絶スクロール必須の日記だけど、ブログはブログだ。それをブログと認めるか否かはまた別の話となる。
いま、ブログが減っている、とネットの中心で叫んでいる人たちは自分の主戦場から人が減っていることに気づいただけに過ぎない。観測範囲を少し広げたら、ブログは決して落ちぶれていないことがわかるだろう。いわゆる多様性というものがブログ界に浸透し、かつては考えられなかったものがブログと呼ばれるようになっているのだ。
だからこそ、次はブログだ、なんて間抜けなことを言うのではなく、自分が思うブログ像を作り上げるために淡々とブログを更新し続けていけば良い。それこそブロガーの生きる道だ。